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LC/MS/MSによるパラコートとジクワットの分析
今回は、LC/MS/MSによる水中に含まれる低濃度のパラコートとジクワットを分析法をご紹介します。
水質管理目標設定項目(平成15年10月10日健発第1010004号)ではジクワットとパラコートの目標値はともに0.005mg/Lと定められています。LC/MS/MSの機種によっては高感度で測定でき、固相抽出法による濃縮操作なしで目標値の1/100を検出することが可能になってきています。しかし、実サンプルを分析する場合は夾雑成分の除去や脱塩処理など固相カラムを用いた前処理が必要なケースがあります。
C18の固相カラムを使用する場合には、固相カラムに保持させる時に成分が不安定なアルカリ溶液を使用することになり、回収率が低下してしまいます。 今回は弱陽イオン交換体であるカルボキシル基(CBA)を修飾した、MonoSpin CBAを用いて酸性~中性条件下で前処理を行ない良好な結果が得られました。
化合物
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化合物
- ジクワット【Diquat dibromide】
- パラコートジクロリド【Paraquat dichloride】
キーワード
Si|Silica gel|シリカゲル|環境|農薬|水質|水道法|固相|MonoSpin|CBA|MS