業務案内
クロマトグラフ業界の総合技術企業として
分析機器事業の現状
クロマトグラフの中の代表的な、ガスクロマトグラフのソフトウェアからスタートして以来、 研究開発、製造工程分野、品質管理、環境分析関連などの広い分野における分析・試験・検査に 当社製品が利用され、高い評価をいただいております。
現在、クロマトグラフを代表するガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフの技術は高性能化が図られ、 同時に取り扱いも簡単になったことにより、広く普及し、その市場は拡大を続けています。
また、産業の高度な発達は、化学物質による新たな汚染を引き起こし、食品中残留農薬、生態系に影響を 及ぼす環境ホルモン、建材や家具などから発生する有害物質によるシックハウス問題や焼却炉から排出 されるダイオキシンなど、現在、大気、河川、土壌などの環境は新たな汚染に脅かされております。 その対策として、法律による汚染物質排出の規制強化が行われておりますが、それらの物質が環境中に どれくらい存在するかのほとんどの測定法には、高レベルのクロマトグラフ技術が利用されており、 市場の拡大は今後も順調に続くものと考えられています。
次世代構想
当社は、これまでに蓄積された優れた技術と経験を活かして、新たな分野にチャレンジしてまいります。 そのチャレンジこそが新しい成功を生み、大きな飛躍に繋がると考えるからです。
そしてその広い分野にわたって社会に貢献することが今日の当社の大きな課題であると考えております。 総合サイエンス企業として飛躍する当社は、未来に向け大きく羽ばたいております。
産業・生活に欠かせない成分分析
産業は人々の豊かな暮らしを目指して発展してきました。
そして成分分析はその基礎となる研究開発などに利用され、活躍してきました。
また、産業の発展に伴う地球環境の汚染に対しても、公害物質を追求するという重要な役目を担っています。
このように“物”の組成を知ることができる成分分析は、人類にとって必要不可欠な技術として広く活躍しています。
高まるガスクロマトグラフ・液体クロマトグラフへの期待
成分分析が普及し、日常的に使用されるようになるにつれ、質量分析計、電子顕微鏡、 核磁気共鳴装置やX線マイクロアナライザーなど、数多くの機器が開発されてきました。 こうした中で、分解能に優れた迅速分析が可能であり、また検出器の種類も多く超微量 濃度の成分分析も可能なガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフの利用・応用の需要 が高まり、分析機器の分野で売上上位の地位を占めています。
応用分野
成分分析の手法の中でも広く認知されたガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ の応用範囲は多岐にわたり、産業の分野では食品、石油・石油化学、製薬・医学、 半導体産業、化粧品・デオドラント等、そして環境分野では水質汚染、大気汚染、 残留農薬、産業廃棄物汚染等の分析に利用されています。
環境分野
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A.水質汚染
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水道水や地下水の揮発性ハロゲン化有機物、排水中の有機物などの分析
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B.大気汚染
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自動車や工場排ガス、悪臭物質の分析、地球温暖化物質の分析
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C.残留農薬・汚染物質
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除草剤、殺虫剤、殺菌剤、燻蒸剤の分析、食物の熟成、代謝などの研究
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産業廃棄物汚染・土壌汚染etc.
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産業分野
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H.食品
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食品中に含まれる成分の分析、包装材のガスバリヤー性、残留農薬の検出
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G.石油・石油化学
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原油の分析、化成品の原料や溶媒の純度試験、プラントの運転管理など
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F.製薬・医学
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代謝物の測定、薬剤の純度管理、残留溶媒の測定など
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E.半導体
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半導体の原料の純度測定、半導体製造時に使用される各種高純度ガスの分析、シリコンウェハ表面の有機物の分析
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D.化粧品・デオドラント
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香料の研究開発、品質管理、消臭剤の研究、シャンプー、石鹸の各種試験
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