分野別ソリューション

フレーバー・オフフレーバー 

ジーエルサイエンスからのご提案

私たちが日常生活を送る中で、「香り」・「におい」は切り離せない存在です。その香気や臭気は個人によって感じ方が違うため、客観的な評価を行うことが困難と言われています。そのため、食品や飲料のフレーバーやオフフレーバー分析においては、GC(機器分析)と鼻(官能評価)の情報を組み合わせた評価が重要となります。

ジーエルサイエンスでは、香気成分の捕集から検出まで一連の分析をサポートするツールや知見がございますので、分析にお困りの方はお気軽にお問合せください。

キャベツの腐敗臭の簡易濃縮分析事例 

簡易的な捕集剤・MonoTrap RGC18TDを用いて、腐敗させたキャベツの揮発性成分についてスクリーニング分析を行いました。同時に、におい嗅ぎによる官能評価も行いました。
キャピラリーカラムの出口側を分岐し、GC/MSとGC/O (GC/Olfactometry) の同時測定を行いました。MonoTrap RGC18TDに含有しているグラファイトカーボンの効果により、S, N化合物も良好に検出することができました。

60℃、7日経過のキャベツの揮発性成分のグラフ
 #  化合物名  匂いの評価  #   化合物名  匂いの評価
 1.  Dimethyl disulfide  腐卵  11.  Acetic acid  すっぱい
 2.  Hexanal  青臭い  12.  1-Octen-3-ol e alcohol  
 3.  2-Heptanone    13.  Hexane, 1-nitro-  金属
 4.  1-Butanol, 2-methyl-  生ごみ  14.  Benzaldehyde  
 5.  1-Butanol, 3-methyl-  にがい  15.  4-Hexen-1-ol  腐敗臭
 6.  1-Pentanol  青臭い  16.  Benzonitrile  にがい
 7.  Hexanenitrile  にがい  17.  S-Methyl methanethiosulphonate  腐敗臭
 8.  2-Butanone,
3-hydroxy-
   18.  (2,6,6-Trimethyl-2-hydroxycyclohexylidene)- acetic acid lactone  
 9.  Dimethyl trisulfide  腐敗臭  19.  Indole  糞便
 10.   1-Hexanol  刺激臭      
 

技術資料のご紹介<MonoTrap の上手な使い方>

技術資料<MonoTrapの上手な使い方>

香気成分など微量の成分は、試料を濃縮して測定を行います。濃縮には加熱脱離法が広く用いられていますが、専用の装置が必要となります。また作業工程が多いため、時間がかかり作業ミスも多くなります。このことから、簡便に試料を濃縮できるツールが求められています。
MonoTrap は、モノリス技術から生まれた新しい捕集剤です。捕集効率が良いため、短時間で成分の捕集・濃縮が可能です。
またコンディショニングが不要であるため、作業も簡便です。
捕集した成分を溶媒で抽出するタイプと加熱脱離により脱離するタイプがあり、様々な分野で使用できる捕集ツールです。
本資料では、MonoTrapの構造と特長の説明から実際に製品を使用した分析事例をご紹介しています。ぜひ、ダウンロードください。

代表的な分析事例

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