地震発生に伴うGC,LCの停止および安全確認について
必ず安全点検を行ってから通電等行ってください。
落下などした装置は、外観に異常がなくても機器内部が損傷していることが考えられますので、弊社サービス員による安全点検をお薦めします。
ガスを使用しているお客様
ガス配管の漏れ、および漏電が発生する危険があります。ガス漏れ、および漏電の安全点検を実施してください。特に、地震による機器や電気設備の漏電と可燃性ガスの漏洩が重なると重大事故の危険性がありますので注意してください。
溶媒を使用しているお客様
溶媒容器、配管、排気装置などに異常がないか確認してください。
GC/LC機器を使用しているお客様
電源を切った状態で分析装置の外観を目視で異常がないか確認してください。 ガスクロマトグラフやオーブンは、恒温槽内を目視してヒーター碍子に破損がないか確認してください。 通電後、異音や異臭が発生した場合は、直ぐに電源を切り機器操作を控えてください。 異常を確認した場合は、弊社サービス員に点検を依頼してください。
水素ガス発生機HG260Bを使用しているお客様
実験室の復旧などで水素発生機を1ヶ月以上使用しない場合は、取扱説明書の“4.3.5 長期間の停止”の手順による操作を行ってください。 また、長期間(3ヶ月以上)水素ガス発生機を停止していたお客様は、機器本体に異常が無くても使用している純水(イオン交換水)の純度低下により、再始動後に電解セルが故障する可能性があります。純水タンクを洗浄して、新しい純水に入れ替えてから、取扱説明書の手順で準備してから始動してください。
感震ガス遮断器を使用しているお客様
感震ガス遮断機VS-211は、地震直後に一時的にガスを遮断するためのバルブです。地震の震動が治まって周囲の安全が確認できたなら、必ず、ボンベ元弁を閉じてください。
作動後ガス供給を再開する前に、設置時と同様に取扱説明書の手順で、水平の確認、配管からのガス漏れ試験、動作確認を行ってください。
その他
ご不明な点は、最寄りの支店・営業所へお問い合わせください。