分野別ソリューション

石油化学

ジーエルサイエンスからのご提案

テレビやパソコン、洋服など日常生活のあらゆるものの原料となる材料をつくるのが「石油化学工業」です。
その材料から「石油化学製品」として、プラスチックや合成繊維、合成ゴム、界面活性剤、薬品などがつくられます。その原材料となる石油は炭化水素を主成分としており、その組成分析や不純物の分析としてクロマトグラフィーがよく用いられます。
ジーエルサイエンスでは、石油化学工業の発展を支えるべく、石油や灯油など様々な材料に対してのアプリケーション・知見を持っています。多彩な分析知見の中から適切なソリューションのご紹介が可能です。ぜひ、お気軽にお問合せください。

代表的な分析事例

HPLCによるバイオディーゼル燃料(BDF)の分析例

現在、資源エネルギー庁により、「揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則」の改正が検討されており、バイオディーゼル燃料(BDF)の品質確保のために右表のような規制が追加されました。HPLCでは脂肪酸メチルエステル(FAME)とトリグリセライド(TG)の分析が対象となっています。また、FAMEはステアリン酸メチル、トリグリセライドはトリリノレインの検量線から求める方法が検討されています。

ここでは、当社の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)シリーズを用いたバイオディーゼル燃料の分析をご紹介します。

高分離能が求められる分析にお困りではないですか?

石油は複数種類の炭化水素で構成されていることがほとんどである為、長さ30mのキャピラリーカラムでも分離が困難なことがあります。そんな時にお薦めなのが、「ロングカラム」です。30mカラムでは限界だった多成分の分離も、60mやそれ以上の長さのカラムを用いることで、手軽に分離性能を向上させることが可能です。必要に応じて100mや120mのカラムを使用することもあります。(ただし、カラム長さを長くすると分析時間も長くなりますのでご注意下さい。)
ジーエルサイエンスでは、カタログには掲載のないカラムサイズでもお客様のご要望に応じてカスタムメイドカラムの作製が可能です。分離面でお困りの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

GC-4000 Plusのご紹介

GC-4000 Plus

GC-4000 Plus

石油系化合物の組成分析は、キャピラリーカラムとFID検出器を搭載したガスクロマトグラフがあれば対応可能です。GC-4000Plus は、あらゆる分野に適用でき、初心者でも簡単に使用できるよう設計された汎用性の高いガスクロマトグラフです。ジーエルサイエンス社製キャピラリーカラムInertCapシリーズと組み合わせることで、石油系化合物分析に最適な分析環境を構築することができます。

関連製品のご案内

ジーエルサイエンスでは、Agilent社製 J&W DBシリーズのキャピラリーカラムやRestek社製試薬、カスタムメイド試薬など石油分析に必要なアイテムを豊富に取り揃えております。

お問合せ

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