プロテオミクス

ジーエルサイエンスでは、リン酸化ペプチドの精製ツールであるTitansphere Phos-Tioや超高分離能を有するキャピラリーLCカラム　MonoCap High Resolution 2000をはじめとするプロテオミクスの前処理、分析に必要な各種製品を製造販売しております。

～タンパク質の局在解析、分画精度にお悩みは無いですか？～

動物細胞から「細胞質基質」、「膜・オルガネラ」、「核」の３つの画分に分け、タンパク質を段階的に分画・抽出するためのキットです。
処理後の溶液は、トリプシン消化、脱塩ステップを経て、LC/MS解析に用いることができます。

～タンパク質の可溶化において、可溶化試薬の除去や消化酵素と失活にお悩みではないですか？～

MPEX PTS Reagentsは、TritonやTweenと比較して膜タンパク質の可溶化能力が高く、本製品存在下においてLys-Cやトリプシンの活性は阻害されません。そのため、多種類の可溶化剤を検討する必要がなく、膜タンパク質を容易に可溶化させることができます。LC/MS解析を想定した膜タンパク可溶化キットです。

～エクソソームの高純度精製にお悩みはないですか？～

EV Second L70は、超遠心機などを使用せず、自然落下のみの簡単操作でエクソソームの精製ができます。試料中フリーRNAやフリータンパク質を高効率に除去可能なため、網羅的miRNA解析や高感度プロテオーム解析にも最適です。また、単離されたエクソソームは構造的ダメージがなく、幅広いアプリケーションに使用可能です。
※専用ラック（GL-SPE EXO フラクションラック）を使用することで、通液や抽出液のフラクション回収が簡単に行えます。

～微量の前処理精製や濃縮操作における再現性にお悩みはないですか？～

MonoSpinは、遠心による簡易な操作で微量試料の精製および濃縮を行うことができます。100µL以下の溶出量でも優れた再現性を持ちます。
脱塩、分画用にMonoSpin C18、MonoSpin SCX、迅速消化用にMonoSpin Trypsin HPをラインナップしています。

～リン酸化ペプチドの回収、精製にお悩みはないですか？～

リン酸化ペプチドと特異的な吸着をする二酸化チタン充填剤です。
ジーエルサイエンスではリン酸化ペプチドの精製・濃縮に最適化した二酸化チタン(Titansphere シリーズ)を提供しています。

Titansphere TiOをよりリン酸化ペプチドに対しての吸着能を高めたTitansphere Phos-TiO充填剤を充填したチップカラムです。
ヒドロキシ酸修飾酸化金属クロマトグラフィ（HAMMOC法）適応することで、複雑な試料からも、ワンステップでリン酸化ペプチドを濃縮・精製することが可能です。

チップタイプと比較して、３０倍以上の負荷量を有する精製カラムです。より多くのリン酸化ペプチドを回収したい場合にご使用いただけます。

～モノリン酸化ペプチドと、多重リン酸化ペプチドの分離にお悩みはないですか～？

Phos-TiOキットを用いたモノリン酸化ペプチドと多重リン酸化ペプチドをフラクションを分けて回収するためのキットです。

～ペプチドの分画・脱塩操作にお困りではありませんか？～

GL-Tip SCXは、SCX （陽イオン交換樹脂）を充填したチップ、GL-Tip SDBSCXは、SDB（スチレンジビニルベンゼンポリマー）とSCXを組み合わせた2層構造のチップです。GL-Tip SDB-SCXは、一段目のSDBにより脱塩を行うことが可能なため、塩を含んだサンプルでも直接取り扱うことができます。

～ペプチドの脱塩において回収率にお困りではありませんか？～
GL-Tip SDBは、スチレンジビニルベンゼンポリマーをチップに充填したチップです。C18（シリカ母体）よりさらに保持の強い、SDBチップでトラップすることで回収量の増加が期待できます。また、GC（グラファイトカーボン）を充填したGL-Tip GCは、親水性の高いペプチドをトラップでき、ペプチド同定数の向上が期待できます。

～ロングキャピラリーHPLCカラムでプロテオーム解析の可能性を広げませんか？～

低圧力で分析できるシリカモノリスの特長を生かした長さ2,000mmで理論段数最大30万段以上（High Resolution Ultra 2000）が得られるカラムです。長さ150mmカラムでは検出困難なマイナーなペプチドを発見できます。特に定性プロテオミクスではオンリーワンの位置づけのカラムです。