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市販コロンの香気成分分析 -ポータブル・サーマル・ディソーバー HandyTDと簡易濃縮ツールMonoTrap®の利用-
HandyTDと簡易濃縮ツールMonoTrapを用い、市販の女性向けコロンの揮発性成分の簡易分析を行いました。
バイアル内にコロンをワンプッシュ吹きかけ、バイアルのヘッドスペースにMonoTrap RCC18とMonoTrap RGPS TDを吊り下げて、バイアル内に揮発した香気成分を捕集しました。捕集後、MonoTrap RCC18はジクロロメタンで溶出して得た抽出液を、MonoTrap RGPS TDはHandyTD TD265で加熱脱離し、それぞれGC/MS分析を行いました。
溶媒抽出の場合、GC/MSへ導入できるのは抽出液のうちの数μLですので、加熱脱離と比較して感度の面では劣りますが、抽出液を手元に残すことができますので再分析が可能です。一方、加熱脱離の場合、捕集したものを一度の分析で使いきってしまうので、分析を再検討する場合は前処理からやり直す必要がありますが、希釈の影響がないため、圧倒的に高感度を得ることができます。
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MonoTrap RGPSTD|MonoTrap RCC18|HandyTD TD265|加熱脱着|コロン|フレグランス|フレーバー|揮発性成分|InertCap Pure-WAX