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ヘアブラシの揮発性成分の濃縮分析 -HandyTD TD265を用いたMonoTrap®と捕集チューブの捕集比較-
HandyTDを用い、ヘアブラシにおける揮発性成分の分析を行いました。捕集剤はMonoTrap RGC18 TD(以下RGC18に略称する)と捕集チューブ(TenaxTA 150g) を用い、比較しました。
今回の条件で行った結果、TolueneやXyleneなどの低沸点の成分では、捕集チューブの方が高感度となりました。それに対して、Hexadecaneなどの炭化水素、MethylbenzothiazoleやPhenanthreneのような中沸点から高沸点成分ではMonoTrapのほうが高感度になりました。特にヘアブラシの上に置いた方が感度がより高くなりました。
捕集チューブを使用する場合、テドラーバッグ内に揮発した成分を全量捕集することが可能なため、揮発しやすい成分に対して、より高感度で分析できると考えられます。
MonoTrapを使用する場合、試料と近い位置でのサンプリングができるため、比較的揮発しにくい成分や吸着しやすい成分など分析困難な成分に対して、感度を向上することができると考えられます。
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MonoTrap RGC18TD|TenaxTA|HandyTD TD265|加熱脱着|ヘアブラシ|オフフレーバー|揮発性成分|InertCap Pure-WAX