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HPLC-ECDによる海水中のヨウ化物イオンの分析
今回は、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) と電気化学検出器(ECD)を用いたヨウ化物イオンの分析法をご紹介します。
ヨウ化物イオンの分析では、イオンクロマトグラフィーでの分離後に、銀電極を搭載した電気化学検出器や誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)で検出・定量する方法が一般的です。しかし、銀電極は電極の定期的な研磨が必要、イオンクロマトグラフやICP-MSは装置の価格が高価、とそれぞれ欠点があります。
本報ではより簡便な方法として、逆相HPLCとダイヤモンド電極を搭載した電気化学検出器を組み合わせた分析法をご紹介いたします。分離については、イオンペア試薬を含む移動相条件下において、ヨウ化物イオンをODSカラムに良好に保持させることができました。 また検出には、研磨を行う必要がなくメンテナンス性に優れたダイヤモンド電極を搭載した電気化学検出器を使用しました。この方法により、海水中のヨウ化物イオン濃度を検出・定量することができました。
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