大気捕集関連製品
キャニスター濃縮導入装置 CC2100 Plus
キャニスター濃縮システム CC2100 Plusは、キャニスター(ステンレス容器)に採取された大気中の揮発性有機化合物などをトラップ管で濃縮し、その濃縮した成分を分析機器に導入するシステムです。濃縮することで、大気測定などで求められる高感度分析にも対応が可能となりました。
多機能、高性能を併せ持つ次世代キャニスター濃縮システムCC2100 Plus
CC2100 Plusは、オートサンプラー(CS2120 Plus)と試料濃縮導入装置(CC2110 Plus)から構成された、キャニスター濃縮導入システムです。
オートサンプラーにキャニスターをセットし分析を開始すると、キャニスターで捕集した大気中のVOCなどがトラップ管へ捕集され、急速加熱によりトラップ管から脱離されます。脱離されたVOCなどが、試料濃縮導入装置でクライオフォーカスによる再濃縮が行なわれ、分析装置(GC-MS)へ導入されます。
【ヘリウムガス抑制プログラム】が搭載され次世代濃縮導入装置として、新たに生まれ変わりました。
特長
- New ヘリウム消費量 抑制プログラム搭載
- 装置未使用時の待機期間は、ヘリウムガスから窒素ガスへの変更が可能です。PC画面よりワンタッチで操作が完了できます。
- 高性能クライオフォーカシング
- 最新技術の導入により、低沸点成分から良好なピークが得られるため、分解能・再現性・検出限界が向上しています。また、クライオフォーカスモジュールは、 効率的な冷却を可能にする設計のため、1 回の分析での液体窒素消費量を削減し、ランニングコストを削減します。
- 液体窒素残量監視装置を標準付属
- 液体窒素残量監視装置を標準装備し、濃縮装置制御 ソフトウェアと連動し、PCのモニタ上に残量を表示します。液体窒素消費量の 履歴を元に残りの測定回数を表示します。液体窒素不足による分析ミスを大幅に減らすことができます。
- マルチモジュールトラップシステム
- マルチモジュールトラップシステムにより高沸点から低沸点化合物を効率よく捕集します。 最新型水分除去システム(MCS)を用いることで、従来品よりも検出器への水分導入量を大幅に軽減し、再現性の良い安定した連続分析が可能です。
アプリケーション
44成分揮発性有機化合物
仕様
キャニスター接続本数 | 21検体(オートサンプラー搭載時) |
内標導入機構 | 自動添加機構 |
クライオフォーカスモジュール | -190℃~300℃ |
サンプル流量制御 | サーマルマスフローコントローラー (5~200 SCCM) |
圧力センサー | 0 ~ 400 kPa |
制御 | 専用ソフトウェア CC Link (日本語対応)Windows 版 |
パージガス | 高純度ヘリウム (待機時は、高純度窒素を使用可能) |