パーマピュアドライヤーは、吸湿性の樹脂膜（Nafionチューブ）を利用した除湿器です。サンプルガスをNafionチューブの内側へ、パージガス（露点－40ºC以下の乾燥空気か窒素ガス）をチューブの外側へ、サンプルガス流量の2～3倍流します。他の膜式のようにチューブ内外の圧力差は余り必要ありません。チューブの硫酸性の官能基が水分を選択的に吸収し、パージ側へ排出します。 サンプルガスの除湿器として使用される冷却方式や乾燥剤方式のものに比べ、サンプルの凝縮や吸着がほとんどなく、サンプルガスの損失を少なくできます（塩基性成分は損失）。また、電子式除湿器（冷却方式）のように電源の必要もなく、圧損も少ないので取り扱いも容易です。
MD型は単管式でMD-070は外径0.070"、MD-110は外径0.110"のNafionチューブを使用しています。除湿性能はほぼ同じでデッドボリュームを避けたいときはMD-070を、圧損を避けたいときはMD-110を使用してください。 PD-50Tは外径0.033"のチューブを50本使用した多管式です。