ガスクロマトグラフ
GC4000 PlusH
ガスクロマトグラフィーは、物質の定性定量分析を正確に行う手法として、広い分野で使用されています。周辺機器と組み合わせることで、揮発性化合物の分析、化合物の分取や、官能評価なども可能であることから、その応用分野は多岐にわたります。
GC-4000Plus は、あらゆる分野に適用でき、初心者でも簡単に使用できるよう設計された汎用性の高いガスクロマトグラフです。
GC4000 PlusH*¹ はそのような汎用性の高いGC-4000 Plusの対応キャリヤーガス種に「水素」を追加いたしました
(Cタイプ*²:全機械式流調のみ)
*¹:GC4000 PlusHは、GCオーブン内で水素が爆発しても、扉や構造物が飛び散ることを防ぐ設計となっていますが、「防爆構造」では ありません。水素ガスをキャリヤーガスとして使用する際は、十分な換気能力を持つ部屋に設置し、局所排気等によってキャリヤーガスを確実に室外に排出するようにしてください。
*²:流量調節器仕様の違いによりAタイプ(全電子式流調)・Bタイプ(注入口電子式流調)・Cタイプ(全機械式流調)の3種類用意しています。
特長
水素キャリヤー用安全キットHD267と併用した際の特長です。
- GCオーブン内の水素濃度を常時監視
- 水素濃度が0.1%到達時に警報を出力
- 警報時にキャリヤーガスを安全な不活性ガスへ切り替え
- 警報時は、オーブン背面扉(フラップ)を 解放して換気を実施し全てのヒーターを停止
- 仮に爆発したとしても扉が開かない+飛散物を生じない構造
仕様
カラム恒温槽 | 温室付近~450 ℃ |
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注入口 | ダイレクト(D)注入口、スプリット/スプリットレス(S/SL)注入口、 セプタムパージ付ダイレクト(W)注入口、インサート(I)注入口 |
検出器 | TCD(熱伝導度検出器)、FID(水素炎イオン化検出器)、PDD(パルス放電光イオン化検出器) |
重さ | 約46 kg(DSF型) |
電源 | AC100 V、50/60 Hz、20 A(SF型)~23 A(DDTF(F)型) |
大きさ | 562(W)×520(D)×450(H) mm(突起部を除く) |
注)・破損による漏洩リスクにより、水素キャリヤー使用時のガラスカラムは使用不可になります。
・部品変更、追加加工などによる既存品対応はできません。
オプション
水素キャリヤーガスを使用する際は安全のため、必ず水素検知器・警報機を併用ください