ガスクロマトグラフ
GC 3210[販売中止]
GC 3210は、熱伝導度検出器(TCD)を搭載したパックドカラム専⽤ガスクロマトグラフです。充填カラムとの組み合わせにより、無機ガスから有機成分まで幅広く検出可能なため、多くの分野で使用できます。
タッチパネルの採用により操作性が向上し、ステータスの確認が容易に行えるようになりました。
(⽔素炎イオン化検出器(FID)を搭載したパックドカラム専⽤ガスクロマトグラフはこちら)
仕様
カラムオーブン
方式 | 強制循環式空気恒温槽 |
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設定温度 | 0~350ºC*1 |
ヒーター容量 | 0.8 kW |
温度上昇範囲 | 50ºC→350ºC 15分以下 (注入口、検出器ヒーターOFF、AC100V、室温20ºCのとき) |
温度係数 | 周囲温度変化10ºCに対して0.5ºC以下(周囲温度10~30ºCにて) |
過熱防止機能 | (1)最高温度監視370ºC (2)監視用温度センサーによる別回路 |
温度プログラム | 昇温段数最大5段、温度設定 0~350ºC(1ºC) 昇温設定 0~50ºC/min(0.1ºC/min)、プログラム時間2160分(全ステップ合計) |
大きさ | 200(W)×160(D)×250(H)mm |
熱伝導度検出器(TCD)
セル方式 | 流通方式 |
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フィラメント | レニウムダングステンフィラメント(110Ω、4素子) |
設定温度 | 0~350ºC*2 |
過熱防止機能 | 最高温度監視370ºC |
制御方式 | 定電流方式 |
電流設定範囲 | 0~200mA(過電流防止機能あり) |
10倍アンプ | 標準装備 |
注入口
注入口 | インサート方式ダイレクト注入口(S・G:注入口1台、D・W:注入口2台) |
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設定温度 | 0~350ºC*2 |
過熱防止機能 | 最高温度監視370ºC |
本体
大きさ | 400(W)×420(D)×433(H)mm(突起部除く) |
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重さ | 約28kg(W仕様) |
電源 | AC100V、50/60Hz、12A |
*1:カラムオーブンの制御可能な下限温度はTCD、注入口温度によって変動します。
また、室温の影響も受けますので室温+15ºC以上で使用してください。
*2:TCD、注入口温度はカラムオーブン温度よりも高い温度を設定してください。
標準機種(注入口、キャリヤーガスラインの組み合わせ)
型式 | 仕様 | 入数 | Cat.No. | 価格 |
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GC 3210S | 注入口1台、カラム1本のシングルTCD仕様、圧力調整器1台を使用した定圧制御方式 | 1台 | 2701-11210 | 販売中止 |
GC 3210G | 注入口1台、カラム1本のシングルTCD仕様、圧力調整器2台を使用した定圧制御方式 | 1台 | 2701-11211 | 販売中止 |
GC 3210D | 注入口2台、カラム2本のデュアルTCD仕様、圧力調整器2台を使用した定圧制御方式 | 1台 | 2701-11212 | 販売中止 |
GC 3210W | 注入口2台、カラム2本のデュアルTCD仕様、フローコントロールバルブ2台を使用した定流量制御方式 | 1台 | 2701-11213 | 販売中止 |
注)TCDはキャリヤーガス流量の変動を受けやすい検出器です。昇温プログラムを使用する際は、ベースラインの変動が少ないWタイプをお薦めします。オーブン温度350℃から50℃まで下がる時間は約30分です(検出器と注入口の温度に依存します)。
後継機種
GC 3210は誠に勝手ながら2024年5月をもちまして販売終了とさせていただきました。
後継機種はGC3210Hになります。