GC周辺機器
高性能多機能注入口 OPTIC-4
OPTIC は、高度な温度制御とガス流量制御を備えたガスクロマトグラフ用多機能注入口 で、1992 年から販売している長い歴史を持つ製品です。
現行バージョンの OPTIC-4 は、ホットインジェクション、コールドインジェクション、大量のオンカラム注入、注入口内誘導体化、熱脱離、熱分解などに使用できます。
制御ソフトウェアのEvolution Workstation (v 4.5.1 以降) を使用すると、OPTIC-4 を用いてディーンズ スイッチまたはフロー モジュレータとして使用することができます。
OPTIC-4を導入してGCの性能をさらに引き出そう!
- コールドインジェクション
- 大量注入モード
- 加熱脱離モード
- 熱分解モード(液体及び固体)
- 注入口誘導体化モード
- クライオトラップ
- オンカラム注入モード
- Deans スイッチコントロール
- GCxGC フローモジュレーター
- 酢酸エチルやTHF、アセトンなどの溶媒蒸気制御に対応
- PAL SPME-Arrowに対応
特許取得済みの注入口本体は、化合物を分析カラムに送り込むのに理想的な流路を持っており、揮発性化合物から高沸点、吸着性、分解性などを有する成分の分析にも対応します。
OPTIC-4 注入口は直接加熱方式の採用により、極低温 (-150℃) から高温 (600℃) まで、最大 60℃/秒の昇温速度を実現しました。
OPTIC注入口は、溶媒の種類、ライナーの種類、注入速度に応じて 0.1µl から 500µl までの注入量を選択することが可能です。
オプションの注入口ペルチェクーラーを使用すると、乾燥空気または窒素だけで OPTIC 注入口の初期温度を 7℃ まで冷却することができます。
OPTIC-4 は、様々なメーカーのGC および GC-MS に取り付けできるように設計されています。標準で付属しているEvolution Workstationは、すべてのシステムパラメータをリアルタイムでグラフィカルに表示し、注入ごとにランタイムデータを保存することができます。
Evolution Workstation は、Chronos マスターソフトウェアによってMaster lab、MassHunter、Chemstation、Clarity、Analyst、EZChrom、および Xcalibur に統合できます。 PAL システムは Chronos から直接制御することも可能です。
MassHunter 用のドライバーも用意しており、これによりMassHunter からサンプルを実行することがより簡単になります。
OPTIC-4を導入することにより、ガスクロマトグラフ装置を最大限に活用できます。クライオトラップの有無にかかわらず、OPTIC-4 は様々な構成で提供でき、バックフラッシュまたは流量調整のための補助ガス制御、さまざまなバージョンのインレットボディ、さらにはカスタムビルドも可能です。熱脱離用の特別バージョンも利用可能です。このバージョンは 1/4 インチ x 3.5 インチ 加熱脱離チューブと互換性があります。
多くのアプリケーション、出版物、ポスター発表の資料を用意しておりますので、参考にしてください。
- OPTIC-4搭載のGC-MSの国内における販売元は、株式会社島津製作所です。